ピアノ協奏曲(コンチェルト)ってピアノと何が協奏するの?

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「ピアノの音楽が聞きたい!」

なんて思って探していると、よく見かけるピアノ協奏曲(コンチェルト)。

 

「協」なんて字がついてるから、ピアノだけの音楽じゃないっぽい。

でもいったいピアノと何が登場する音楽なの? そんなことを思ったり。

 

この、「協奏曲」とは何なのか、と言う疑問にお答えします^^

 

 

 

ピアノとオーケストラの協奏

ピアノ協奏曲はピアノとオーケストラによって奏でられます。

オーケストラというのは、指揮者がいて、何十人ものいろんな楽器の奏者がいる集団ですね。

 

「協」とか言いながら、かたや一人、かたや大集団という結構強引な取り合わせ。

そもそもオーケストラだけでも「協」って満たせるんじゃないの?

なんて思ってしまいます^^;

 

だけど一つの楽器が、集団としっかり渡り合うのが協奏曲。

 

 

 

主役のいる音楽、独奏協奏曲(ソロ・コンチェルト)

協奏曲は、普段ソロ活動している一流の演奏家が、オーケストラと共演する大舞台。

オーケストラに わざわざ外からピアノを加えるのですから、もちろん主役はピアノ。

一人でオーケストラの前に立つからには、半端な腕では務まりません。

 

ソロ演奏家(ソリスト)とオーケストラの、時に調和し、時に競い合うやり取りが協奏曲の魅力。

オーケストラという大きな存在を相手にすることで輝く、主役の活躍に酔いましょう(*^^*)

 

 

ピアノ協奏曲以外にも、ヴァイオリン協奏曲や、チェロ協奏曲など、様々な協奏曲があります。

これらもピアノ協奏曲と同じく、曲名の楽器が主役です。

 

こういう主役楽器+オーケストラの曲を「独奏協奏曲(ソロ・コンチェルト)」と言います。

 

 

協奏曲のスタイル

古典派と呼ばれる時代以降の協奏曲は全3楽章で、第1楽章がソナタ形式というのが基本スタイル。

あくまでも基本スタイルなので、違うスタイルで作られている曲もあります。

ソナタ形式についての細かい説明は別の機会に。

 

協奏曲には、ソロ演奏家が完全に一人で演奏する「カデンツァ」という部分が用意される。

カデンツァはアドリブOKで、ソロ演奏家が自分の技術を存分に披露することが出来ます。

(アドリブOKとは言え、演奏家があらかじめ楽譜を書いておく)

 

演奏家任せのカデンツァで、曲のバランスを崩されるのを嫌う頑固な作曲家もいます。

そういう作曲家は、アドリブを許さないようにカデンツァの内容までしっかりと楽譜に書きました。

もはやカデンツァのじゃないような^^;

 

 

 

 

古いスタイルの協奏曲、コンチェルト・グロッソ

バッハの代表曲の一つ「ブランデンブルク協奏曲」。

ブランデンブルクという地域を治める伯爵に捧げたことからこう呼ばれます。

この曲は、協奏曲とは言うものの、ソロ・コンチェルトではありません。

 

 

ブランデンブルク協奏曲は「合奏協奏曲(コンチェルト・グロッソ)」というスタイルが主体。

バッハの時代に流行ったスタイルですが、それ以後は廃れてしまいました。

 

コンチェルト・グロッソは、複数のソロ楽器の小グループと、弦楽器メインの大グループによる協奏です。

二つの合奏グループが交代しながら曲が進み、大と小のグループの対比が楽しめます。

 

 

 

お気に入りの演奏家がいるなら協奏曲を!

ピアノ協奏曲は規模の大きな曲なので、静かにピアノを楽しみたい時にはあまり向かないかも。

ピアノソナタなどでお気に入りの演奏家が見つかったら、その人の出ている協奏曲を探してみてください^^

ピアノに限らず、お気に入りの楽器の大活躍を楽しみたい時には協奏曲を☆

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