クラシック音楽の全体像を掴むための4つのジャンル分け

この記事は3分で読めます

交響曲とか協奏曲とか○○ソナタ。

 

クラシックとは一言にいうけど、いろんなジャンルがあって全体像がよく分からない。

全体像がわからないから、クラシックに興味があっても どこから入ればいいのかわからない。

 

クラシックの中にはどういうジャンルがあって、どういう分け方をされてるのか。

この複雑なクラシック音楽の各ジャンルを整理してみましょう。

 

 

4つ演奏形態

クラシックのジャンル分けは、曲の演奏形態で行います。

こんな感じの分け方です。

  1. 管弦楽曲(かんげんがくきょく)
  2. 室内楽曲(しつないがくきょく)
  3. 器楽曲(きがくきょく)
  4. 声楽曲(せいがくきょく)

 

交響曲とか○○ソナタはこれらの下の階層で分かれます。

それでは、それぞれどういう分け方がされているのか、詳しく見て行きましょう☆

 

1.管弦楽曲

管弦楽曲とは「管弦楽団」が演奏する曲です^^

そのまま過ぎるとか突っ込まれると困ります( ̄∇ ̄;)

 

「管弦楽団」とは、いわゆるオーケストラ。

指揮者がいて、大勢の楽器奏者のいる集団ですね。

「交響楽団」と名前をつくオーケストラもありますが、特に違いはありません。

 

オーケストラで演奏する曲は次のようなもの。

  • 交響曲
  • 協奏曲
  • (その他の)管弦楽曲

 

交響曲

交響曲はクラシックのもっとも代表的なジャンル。

4楽章形式で第1楽章がソナタ形式が基本的なスタイルです。

交響曲についてはコチラでも説明してます。

 

協奏曲

協奏曲はオーケストラ+ソロ活動する演奏家の協演。

ソロ演奏家が華麗なテクニックを見せる部分「カデンツァ」が用意されている。

詳しくはコチラを御覧ください。

 

(その他)管弦楽曲

交響曲と協奏曲以外の管弦楽曲も色々あります。

 

交響詩

具体的な世界観や物語を、音楽のみで表現したもの。

組曲

踊りの曲などをコンサート用に抜粋したもの。

序曲

オペラが始まる前に演奏するために作られたもの。

等々。

 

オーケストラで演奏するために作られた曲は、管弦楽曲という区分になります。

 

 

オーケストラのイメージがわかない場合はコチラをチェック↓ ベートーヴェン作曲 交響曲第5番

 

 

2.室内楽曲

室内楽は、元々宮廷の広間で演奏されていた小規模編成の音楽。

指揮者なしの少人数グループで演奏します。

 

指揮者による統制がないので、各々の個性と息の合わせ方のバランスがポイント。

具体的には「ピアノ三重奏」や「弦楽四重奏」などの「何とか○重奏」が室内楽。

 

室内楽は僕の好きなジャンルです^^

オーケストラほど音の強弱差がなく聞きやすい♪

 

室内楽についてはコチラでも説明してます。

 

 

室内楽の一例 ボロディン作曲 弦楽四重奏曲 第2番

 

 

3.器楽曲

器楽曲と区分されるものは、主に一人か二人で演奏される曲です。

(二人で演奏するものは室内楽との分け方が曖昧)

 

代表的なのはピアノソナタやヴァイオリンソナタなどの○○ソナタ。

ピアノソナタは一人で演奏しますが、ピアノ以外の「○○ソナタ」はピアノの伴奏が付きます。

「ソナタ」の意味についてはコチラで解説してます。

 

○○ソナタ以外の器楽曲だと、ピアノの独奏曲(一人で演奏する曲)もよく耳にします。

ショパンのノクターンや子犬のワルツなどの曲が有名ですね。

 

1台のピアノを二人で演奏するピアノ連弾曲も器楽曲。

その他にも、指揮者がいなくて、○重奏でもなければ、器楽曲として扱って良いでしょう。

 

 

器楽曲という言葉自体は「楽器のみで演奏する曲」という意味。

管弦楽曲も室内楽曲も、基本的に楽器のみで演奏する曲なので、広い意味では器楽曲です。

なので、ここで言う器楽曲とは「(その他の)器楽曲」。

 

他のジャンルに当てはまらなければ、器楽曲に区分します。

 

器楽曲の一例 ブラームス作曲:ヴァイオリン・ソナタ第3番

 

 

4.声楽曲

声楽曲とは、つまり歌ですね。

そのまま「歌曲」って呼ばれてるものや、「レクイエム」などの宗教歌が代表的。

セリフが歌のみで構成される演劇「オペラ」の曲も声楽曲。

 

歌として作詞作曲されたのではなく、元からあった詩に対して、作曲家が勝手に音楽をつけて歌にしたものも多いです。

現代だとそんな事すると、権利関係で大変なことになってしまいそう^^;

 

 

バックでオーケストラが演奏していても、管弦楽曲ではなく声楽曲です。

逆に、ベートーヴェンの交響曲第9番などの、部分的に歌が登場してるものは声楽曲ではない。

 

声楽曲の一例 サティ作曲:ジュテュヴ

 

 

 

4つの分類に当てはめよう

4つのジャンルをおさらいしてみましょう。

 

  1. 管弦楽曲はオーケストラの曲。
  2. 室内楽曲は「何とか○重奏」。
  3. 器楽曲は一人か二人で演奏する曲。「○○ソナタ」が代表的。
  4. 声楽曲は歌。

 

クラシックには色々な曲があって複雑そうですが、この4つで考えると意外とシンプルです。

知っている曲があれば、それがどの区分になるのか当てはめてみてください^^

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  • コメント (2)

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    • マンボ
    • 2016年 10月4日

    解説が凄く分かりやすいです
    全て見ましたが色々な長年の疑問が解けて凄くスッキリしました

      • 二川
      • 2016年 10月7日

      コメントありがとうございます。
      疑問にお答えできてよかったです(^▽^)

プロフィール

名前:二川 倫
ヒット曲には付いて行けなくて、クラシックを聞き始めた。

世間の流れに付いて行けないならクラシックを聞こう。
流行りなんかには染まらずに、自分だけのお気に入りを見つけましょう。

だけど、クラシックは敷居が高い……。
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