こんにちは 二川です。
今日聞いた音楽の中から適当に一曲をピックアップしてライトに語ってみるコーナー、今日の一曲。
2020年1月21日 今日の一曲
ハイドン作曲、弦楽四重奏曲第67番 ニ長調『ひばり』作品64-5 Hob.3-63
タイトルの「ひばり」というのは 作曲者が名付けたわけではなく、第1楽章の冒頭の旋律が ひばりのさえずりのように聞こえることから そう呼ばれるようになったもの。
作曲者がそう聞いてほしいと意図しているわけではないので、ひばりが全くイメージできなくても問題ありません。
クラシック音楽にはあくまでも通称でしかなかったものがタイトル化してしまっていることが結構あります。
それによって自由な聞き方を阻害されてしまっている面もあると時々思ったりもします。
データとしてそう呼ばれていたという記録が残っているのは良いですけどね。
現代の日本では、ひばりの生息数も減り 鳴き声を聞くことも少なくなっていることから「ひばり」というタイトルにそんなにピンとこない人も多いんじゃないかなと思ってみたり。
多様性の時代と言われる現代日本で、200年以上昔の遠い異国の人々と同じ感じ方にならなくてもいいんじゃないかなと思います。
とはいえ、第1楽章から春の暖かさや気持ちの浮かれ具合、そこに響く鳥のさえずりというイメージが湧くのもよくわかります。
参考にひばりの鳴き声もつけて今回は終了とさせていただきます。
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