迷いに取り憑かれてしまう時ってありますよね。
やるべきことはたくさんあるんだけど、何から手を付けていいかわからない。
本当にこれでいいのかと不安で進められない。
だけど、迷っていてもとりあえず一歩踏みだそう。
ゆっくりとでも進んでいる内に迷いを振りきり走りだす。
そんな気持ちにさせてくれる音楽があります。
クロード・ドビュッシー作曲
民謡を主題とした『スコットランド風行進曲』
迷いは期待の裏返し
どことなく不安や迷いを抱えながらも、それ以上に期待感をもって前に進もうとする前半部。
どれを選んでもメリットが無いようなら、そもそも迷ったりはしません。
どれを選んでも必ず何か得られるものがあります。
迷いが晴れないままでも勇気を出して進んでみましょう。
立ち止まるのは次に進むエネルギーを蓄えるため
中盤部(3:00辺りから)は、足を止め過去を振り返っているような、少ししんみりとした雰囲気。
誰だって進んでいる内に勢いがなくなってしまうことはあります。
ここまでの道のりに間違いはなかったのか、もっといい進み方があったんじゃないのか…。
だけど、そんな風に足を止めてしまうのも決して悪いことではありません。
自分では気づかなくても次に進むためのエネルギーは溜まってきてます。
次へ進むための大切な充電期間なんです。
迷いが晴れれば自然と走りだす
エネルギーが溜まってくれば自然と迷いは晴れ、色んな事にワクワクしてきます。
そうするとジッとしてようとしたってジッとしてはいられない。
エネルギーが爆発するような感覚に任せて自然と走りだす!
成功への道を突き進むような疾走感で音楽も走り抜けます☆
ピアノ連弾曲
この曲はドビュッシーが29歳になる1891年に作曲されたピアノ連弾曲。
ピアノ連弾曲とは1台のピアノを二人で演奏する曲のことです。
ドビュッシーが受けた初依頼
ドビュッシーが初めて仕事として作曲依頼を受けた作品。
最初に付けられた題は「いにしえのロス伯爵家の行進曲」。
依頼者は15世紀スコットランドの貴族であったロス伯爵家の子孫、メレディス・リード将軍。
彼から自分の家系を記念する曲の制作を依頼されて作った作品です。
1903年に楽譜が再出版される際に、「民謡を主題とした『スコットランド風行進曲』 」と改題されました。
元になった民謡は不明
民謡を主題とした と曲名にある通り、民謡を元にして作られた曲のはず。
なのですが、元になった民謡が何なのかはハッキリしてないようです。
オーケストラ版もあります
ドビュッシー本人が編曲したオーケストラ版もあります。
ピアノ版が気にいったなら、こちらも聞いてみてくださいね(^-^)
こんにちは!
音楽を仕事にするため、勉強中の大学生です。
今この曲をやっていて、たまたまブログ見つけて読ませていただきました。
二川さんのクラシック音楽の聴き方、捉え方とても共感でき、面白いです!
他の記事も読ませていただきます!
もととさん
面白いと言って頂けてとても嬉しいです。
ありがとうございます!
更新はだいぶ止まってしまってますが、
ご質問等あればお答えさせて頂きますので気兼ねなくどうぞです。
何かお役に立てれば幸いです。